いちご食べ比べました。その4 考察


前回までのいちご遍歴のまとめです。
「とちあいか」→酸味乏しい。→「あまおう」→至福。→「いちごさん」→酸味突出。

酸味の乏しさから「自分は酸味が好きなんなんだろう」と思って酸味を強めて「いちごさん」に到達しましたが、正直な感想としては「酸味が前面に出過ぎ」で違和感がありました。あまおうのときに感じたような、一口噛んだ瞬間に湧き出る「うまい!」という流れのより強いものがあるかもという期待もありましたが、それはありませんでした。

これはなぜなんだろう?と思いましたが、結局バランスなのではないかと思います。

酸味はたぶん好きなんだと思います。オレンジなんかでも酸味強いのが好きですし。でも、食べ物って、酸味だけで味わっているわけじゃないんですよね。甘みや、歯ごたえ、色合い、匂いなんかもあります。あまおうは、これらのバランスがよかったんですよね。振り返ってみれば。食べているときはそこまで自覚してませんでしたが、「とちあいか」「いちごさん」という方向性の違ういちごを食べ比べたことで、そのことに気付きました。あまりに自然に整っていると、意識しないんですよね。

いちごさんの開発をどういう意図でやったかは知らないのですが、ひょっとしたらあえて酸味に振ったのかもしれません。甘みも決してないわけではないのですが、酸味とのバランスで印象が薄くなっている面があるように思えます。逆にとちあいかは酸味を弱くする方向にしたのかもしれません。

仮にそうだとして、試みとしてはおもしろいのですが、なにかに(極端に)振ったものって、定番になるのは難しいかもなと感じました。

と思ったのですが、「辛いものに振った店や商品が繁盛しているじゃないか」とのことにも思い至りましたので、次でその辺をもうすこし考察してみたいと思います。

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